例え結婚や同棲をしていても、パートナー=自分の所有物ではなく、「独立した意思と思考を持つ一人の対等な人間」という認識です。

だからこそ、彼らが異性の友達との付き合い方について話し合う際にも、「今度彼(彼女)と二人で会ったら別れる!」等の理不尽な言い分を主張し合うという事は少ないのです。

お互いの交友関係を把握し合うことで信頼関係を築くスウェーデン人カップル

男女関係にオープンなスウェーデンならではのカップル文化も、男女間に過剰な干渉や束縛が起こりにくい要因の一つと言えます。

多くのスウェーデン人カップルは、お互いを真剣に交際している恋人同士だと認識した時点で、パートナーをお互いの家族や友人に紹介し合います。

パートナーの家族や友人達との交流を深める事で、パートナーがどのような人達とどういった交際をしているのかを把握する事ができます。

その結果、お互いの異性の友達に対して見当外れな猜疑心を抱く、あるいは意図せずにパートナーを不安にさせてしまうという事が少なくなり、次第にカップル間の信頼関係も強くなるのです。

実際に、「自分の恋人や配偶者が、男女問わず共通の友達と二人きりで会うのは構わないけれど、自分に隠れて知らない異性と親密な交際をする事については快く思わない」というスウェーデン人は少なくないのです。

お互いを理解し合う姿勢を持ち続けることの大切さ

「パートナーがいるのなら異性の友達との交際は控えるべき!」という考えのもと、恋人や配偶者を束縛するという行動、自分と異性の友達の関係をパートナーに理解してもらう努力もせずに、「愛しているなら信用してくれ!」等と感情論を相手に押し付けるという行動は、カップルが信頼関係を築く事には繋がりません。

信頼のおけるパートナーシップを築く上で重要なのは、価値観、人生観、習慣等を含めたお互いのライフスタイルや人間性について理解し合う姿勢を持ち続けることなのではないでしょうか。


ABOUTこの記事をかいた人

近藤万祐子

神奈川県横浜市出身の30代の日本人女性です。2012年に、スウェーデン人男性と結婚し、スウェーデン南部へ移住しました。現在は、現地の大学で心理学と教育学を勉強しています。また、学業の傍ら、スウェーデン在住ライターとして、海外生活、留学、異文化理解、ヨーロッパと日本の教育などに関する記事を投稿しています。